不動産屋さんが教える 流行のリノベーションを検討してみよう

いま、リノベーションが注目されている理由

なぜ、日本でリノベーションが注目されていなかったか

リノベーション住宅という言葉が日本で注目されるようになったのは、おそらく2000年に入ってから。2001年に倉庫のリノベーションが流行し、人々の間に「リノベーション」という概念が浸透していきました。しかし、もともと欧米では中古住宅の流通比率が高く、リノベーションも古くから行われていたのです。なぜ、日本ではなかなかリノベーションが浸透しなかったかというと、かつてはびこっていた“新築持ち家至上主義”が原因のひとつ。長らく日本人は「新築住宅を建てる・購入する」ということが、当然のように将来設計に組み込まれていました。しかし、ライフスタイルの多様化とともに“持ち家新築至上主義”の考え方も徐々に変わり、さらに、日本の住宅事情の変化も相まって、リノベーション市場が活発化していったのです。

現代日本においては更地の確保が困難

まったく存在しないわけではありませんが、今や都心で更地を見ることはほぼないでしょう。バブルの時代、続々とマンションが建てられ、遊んでいる土地はなくなり、ビルは競うように高くなっていきました。新築物件を建てる際は、まず土地ありきになります。人を集めるためには、ある程度の立地条件の良さも必要ですが、その土地にはすでに物件が建築済みです。  
それに加え、リノベーションの対象となりうる中古マンションは増加するばかり。その数は、今後20年で約3倍にも増えると言われています。しかし、マンションを一度解体して建て直すとなるとかなりの費用がかかります。そのため、中高住宅市場の活性化は、日本の住宅環境において急務と言える状態になっているのです。

オリジナリティを求める世代へ

リノベーションの浸透は、住宅事情の変化によるものだけではありません。かつては「皆が新築住宅を買っている」から、右へ倣えで購入していましたが、近年では“皆と同じ”よりも“自分らしさ”や“オリジナリティ”を重視する傾向になっています。費用も抑えられ、さらに自分のライフスタイルに合わせられる、そんなリノベーションが受け入れられやすい時代になっていると言えるでしょう。リノベーション市場が今後さらなる広がりを見せると考えられます。

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